食べるをいかすライオン

スキルス胃がんで胃全摘したけど、ひたすらポジティブにチャレンジするブログ。

胃切除者の早期ダンピング症状の”眠気”のメカニズムとその対策

こんにちは、あおさん(@aosan)です。

今日は術後2年9か月目の定期健診で、大腸内視鏡検査の予定でした。

し、か、し、

昨夜、腸内をきれいにするための下剤を21:00に飲んだあと就寝し、23:00に左背中下から下腹部にかけて、謎の激痛が!!!

そのうち治まるか、排泄すれば治まるかなと思っていたら、痛みの強さが耐えきれない激痛に。救急車を呼ぼうかと思ったけど、奥さんが運転してくれたので、病院へ行き、CTを撮影すると、

尿路結石ですね。」

凄まじい痛さ、手術直後の痛みのがまだやさしい。現在痛み止めで、体内で生成された”石”が出てくるのを待っております。出てきたら家宝にしてやる笑笑

 

さてさて、そんなことで痛みで夜も眠れず、大腸内視鏡検査の準備のための下剤を飲み続ける苦行も体力的にムリで、検査は延期になりました。

でもお願いしたいことがあったので主治医に診察だけはしてもらい、そのついでに今回のテーマのことを聞いてみました。

長くなりましたが、なるほど!という説明だったので、ちょっと皆さんに共有したいと思います。

僕が考えた食後の急激な”眠気”のメカニズム

Twitterでツイートさせてもらったんですが、自律神経の副交感神経の働きによるものかなと考えました。

 

交感神経と副交感神経の関係

交感神経   副交感神経
速い 呼吸 ゆっくり
速い 心拍 ゆっくり
上昇 血圧 低下
収縮 血管 拡張
緊張・硬直 骨格筋 弛緩
抑制 消化管 促進
促進 発汗 抑制
収縮 瞳孔 散大

交感神経 ・・・からだの活動性を上げるアクセル的役割

副交感神経・・・活動性を下げてリラックスするブレーキ的役割

ここのポイントは、他の器官が活動性を上げるとき、消化管だけは真逆に働くということです。

 

したがって、食事が一気に小腸へ流れ込むことで、小腸が”消化”を促進するために、自律神経が無理やり副交感神経優勢にスイッチされて、体の活動性が一気に抑制され、眠気を誘発するのかなと考えたのです。

 

主治医からの納得の説明…食後の急激な”眠気”のメカニズム

この考えがどうか尋ねたところ、以下のような説明を受けました。

食事が一気に小腸に流れ込んでくる

その食物が小腸内の水分を吸収する
※胃で胃液による水分の補充がされていない

腸内が一時的に急激な脱水症状となる

体内の血液の水分を小腸に集中させる
※これが食後に小腸に血液が集中するという原理

”眠気””ふらつき”などの症状として現れる
※脱水症状による症状

なるほど、自律神経の働きによるものではなくて、脱水症状による症状だったんですね。

食後の”眠気””ふらつき”の対策とは

では、僕たち胃切除者が毎食後に受ける”急激な眠気””倦怠感””ふらつき”などを緩和する方法はあるのかというと、

 

食後に水分を摂る

 

これが症状の緩和にはいいとのことです。食事中の水分はお腹が膨れてしまい、量が食べれなくなってしまうので、食事が終わった後から30分ぐらいまで、少しづつ、水分を体に取り込むとよいようです。

僕もさっそく明日からやってみようかなと思います。

 

 

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