食べるをいかすライオン

スキルス胃がんで胃全摘したけど、ひたすらポジティブにチャレンジするブログ。

食事に悩む胃を切った人にはダンゼンお鍋!鍋料理がオススメの理由

こんにちわ、胃全摘ブロガー あおさん(@aosan)です。 

このブログを書いている中で、胃を切った人には鍋料理がオススメ!というのは何度もお伝えしております。

そろそろお鍋が美味しい時期になってきたので、こんなお鍋やったよ!っていうオススメお鍋レシピを交えながら、食事に悩む胃を切った人にオススメの理由を説明していきます。

胃を切って食べるのに悩んでいる方も、

健康で元気な方にも、

美味しい鍋テロ画像満載で行きますので、

皆さん楽しんでってください。

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わがやは春夏秋冬問わず、鍋料理やります👍

食事に悩む胃を切った人に鍋料理がオススメな理由

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まず今回は結論から。
前提条件として、卓上コンロなどを使っての卓上調理が望ましいです。いわゆる「みんなで鍋をつつき合う」というスタイルを想定してください。

胃を切った人への鍋料理のメリットを5つ挙げていきます。

卓上で調理するため時間をかける必要があること

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私たちの最大の悩みの一つ。
食事を一気に食べることができないため、時間をかけなければならないこと。
一気に食事をかきこんでしまうような行為は、私たちにとっては危険な行為です。最悪詰まらせて、病院に行かなければならないこともあります。
しかし、元気だったころを考えると、常に慎重に、時間をかけて食べるので、場合によって忘れてしまうこともあります。

この「時間をかけて食べる」という悩みが、鍋料理の卓上調理の場合は自然に解決されます。
食材を鍋に入れ、最低でも10~15分は煮込まなければならず、その間は「待つ」ことになりますね。
出来上がったお鍋をつついても、今度は具材を追加して、再度煮込むので、その間はまた10分ぐらい「待つ」ことになります。

この煮込む間の「待つ」というインターバルが、自然と私たちの食べ方にちょうど良いのです。
もちろんよく噛む、ゆっくりと飲み込んでいくことは変わりませんが、眼前に食事が全て並んでいるわけでなく、少しづつできていくので、自然と食べることにかける時間が調整できます。

さらに、出来上がった鍋料理を先に、パートナーや子どもたちに、多めに振り分けて、自分の分を少なめにしておくと、時間をかけつつ、食事量も時間をかけて食べていくことができますよ。

コンロなどで加熱し続けること

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私たちの悩みの2つ目。
いつでも食事が冷めてしまう…。
食事に時間をかけるということは、常にこういうことなのです。悲しいかな、これからの季節は気温が下がるので、自然と部屋の温度も下がります。
たとえ温かい食事を作ってもらっても、食べ終えるころには冷たくなっているのです。

もう、ご想像できる通り、鍋料理では卓上コンロなどで調理しながら食べるので、常に卓上コンロなどで加熱し続けています。
ある程度完成したとしても、誰かが食べている間は保温しておくでしょう。
そう、食事にどんなに時間をかけても、常に温かい食事を食べ続けることができるのです。

これって、私たちにとっては本当に嬉しいことなんですよ👍

煮込み料理であること

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私たちの悩み…。
固い食材、繊維質の食材、消化の悪い食材が苦手。
これらはよく噛みくだいて、ゆっくりと食べる必要があります。胃で溶かし、腸に負担のない状態にしてくれることはないので、一気に腸に流れ込むと、ダンピング症状の原因となります。
ですので、生もの、焼き物、揚げ物といった、食材の食感を楽しむ料理と言うのは、食べれないわけではないけど、苦手な傾向があります。

鍋料理は煮込み料理です。私たちにとって調理の最適解は「煮込む」
使用した食材、どれもこれも基本的には煮込むことでやわらかく、食べやすくなります。
胃の手術を受けて間もない人は、繊維質の多い野菜を食べることもきつくなります。これらも、煮込んで柔らかくすることで全て食べれますね。注意が必要なゴボウやキノコ類も過度な量を摂らなければ、食べれます。

あらゆる食材を使うことができ、レシピも豊富なこと

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「鍋」「鍋料理」と検索をすると、無数のレシピが出てきます。
びっくりするような意外な食材を使った、意外なレシピも出てきたりします。
食べることが苦手になってしまうと、食べるものが体に負担のないものへと偏りがちになりますが、基本的に鍋料理はどんなレシピでもOKだと思っています。
明日の料理、明日の食事をネットで調べて、
これがウマそうだ!
これやってみよう!
と食材をスーパーへ買いに行って、食事を楽しみましょう。

みんなで同じものをつつき合うということ

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2021年9月現在で、術後1年9か月になる私でも1回の食事にかける時間は短くても約20分です。
家族で食べる食事で一番遅いのは私。
外食で一番最後まで食べているのも私。
職場でお弁当も一番遅いのは私。

最後はお腹を抱えて苦しみながら、最後に一人で片づけるんです。
こういった環境的なことも「食事」に対するあきらめが芽生えてきます。
ですので、現在はこのコロナ禍で職場での「飲み会」やら「宴会」などは全くありませんが、できる環境になったとしても参加する気さえ起きません。

しかし、今思えることは、鍋料理はスタートも終わりも一緒。
同じものを同じペースで家族や仲間と食べることができる。

メンタル的な食事に対する否定感を払拭できそうです。
このコロナ禍が終わったら、仲間と鍋をつつきながら一杯やれるかな?というのが、今の私のささやかな目標ですね。

オススメ鍋料理4選

これから4つのお鍋料理をご紹介します。
こんなのも食べれるんだ!というのもありますので、参考にしていただければ幸いです。

肉豆腐鍋(豚すき焼き)+〆のうどんすき

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豚肉でのすきやきはとてもよくやりますね。
もちろん牛肉のすき焼きも美味しいのですが、食べやすさで言うと「豚肉」です。
安い牛肉は噛みちぎるのがなかなかしんどいので、アメリカ産の安い牛肉はやめたほうがいいです。だからと言って口で溶けてしまうような和牛ばかり買うわけにもいかないので、国産豚。これが断然オススメ。
〆はやはり「うどん」ですね。たっぷり時間をかけて煮込みましょう。とろとろのうどんすきは既に麺にあらず。食べにくい麵類だなんて脅威はないですよ👍

材料(5人分)

  • 豚バラ肉・・・800g~1000g
  • 焼き豆腐・・・1丁
  • 白菜・・・1/4ぐらい
  • 長ネギ・・・1本
  • にんじん・・・あれば(彩りに)
  • きのこ・・・適量(えのきだけ、しめじ、しいたけなど)
  • うどん・・・2玉(〆用に)
  • すき焼きのタレ・・・1本(なければ作ってもOK)
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水炊き+〆のチキンラーメン!?

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水炊きも手軽でよくやります。
画像は手羽先ですが、手羽元でも鶏もも肉でもいいですね。ウチの子どもらは鶏肉より豚肉がいいようなので、少し豚肉も用意しています。
メインは鶏と豆腐です。
味ぽん、柚子胡椒でいただきます。
鶏肉は豚肉よりもさらに食べやすいですね。理由は脂肪分の少なさです。脂質の分解は体への負担を高めます。特に私は脂質分解のための胆汁を送り出す胆のうも摘出してしまっているため、負担大です。でもガンガン食べてますけどね💦

そして、意外な〆の「チキンラーメン」です。
〆にインスタント麺を使用するのはよくあることなんですが、チキンラーメンの〆は絶品ですよ、一度お試しください。
なぜ水炊きかと言うと、チキンラーメンには味がついています。このチキンスープの味は意外に濃いんですよね。普通のしょう油仕立てやみそ仕立ての鍋スープでチキンラーメンをやると、かなり塩辛くなってしまうため、水炊きがベスト。
しかも、鶏や豚、野菜のだしがたっぷりと取れたスープで作るチキンラーメンは最高ですよ。

材料(5人分)

  • 鶏肉・・・500g(手羽でもももでもOK)
  • 豚肉・・・500g(できればバラ)
  • 木綿豆腐・・・1丁
  • 野菜・・・なんでもOK。白菜がなければキャベツでもウマイ。
  • チキンラーメン・・・2袋
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市販鍋スープ+〆の中華麺

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続いては市販の鍋スープを使ったお鍋。
今は選ぶのに悩んでしまうぐらいに鍋用スープの素が出回っています。

先日見つけたのが日清食品から新発売の鍋の素『ラーメン有名店コラボ鍋つゆ にんにく豚骨醤油』です。いいネーミングですね。黄色のパッケージが某デカ盛りラーメン店を彷彿させるのですが、この商品のコラボ有名店は東京駒場千里眼さんです。

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材料(5人分)

  • 豚バラ肉・・・800~1000g
  • キャベツ・・・1/3玉
  • もやし・・・2パック
  • 長ネギ・・・1本
  • 鍋の素・・・2人前×2パック
  • やきそば・・・3食入り1パック

もう〆はラーメンしかありませんね。
この鍋スープの素はコスト的にはやや高めです。通常の鍋スープの相場の2倍ですね。でも、それを十分に納得させる美味さはありました。家族中みんなが「ウマイ」と納得の一品。そして、〆の中華麺は、

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こういったものを使います。
いずれもスーパーで手に入るものですが、オススメは右の「やきそば」です。

左の鍋〆ラーメンもすでに茹で上げ後のものなので、〆に袋から出して入れるだけですが、コスト的、どこでも手に入る手軽さを考えると、「やきそば」です。

同じくすでに茹で上げ後の状態をパッケージしてあるので、袋から出してそのまま鍋に入れることができます。
そして、おすすめの点は、他の鍋〆用のラーメンなどと味わいはほとんど変わらないこと。そして、これはどちらの麺でも言えることですが、コシのある麵ではなくて、やわらかい煮込み麺の状態になるということです。

端的に言えば、私たちにとっては、やわらかくて食べやすいのに、しっかりとラーメンの風味がある煮込み麺だということです。

鍋〆中華麺で困ったら、「やきそば」をお試しください。

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変わり種のトマト鍋+〆のチーズスパゲティ

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さいごは野菜ジュースで作る『トマト鍋』です。
トマトジュースだとエグみが強すぎるため、野菜ジュースを使います。
見ての通り、トマトジュースと全然遜色ありません。
これでお鍋を楽しむのも十分すぎるくらいに美味いのですが、この鍋の真骨頂は〆にあります。
たっぷり大量のチーズと、スパゲティ。
スパゲティを用意するのはちょっと手間ですが、最高に美味いトマトパスタで〆る。
最初は「え~トマト鍋~。」なんて文句を言っていた子どもたちも、絶対次もやろうと言っておりました👍

材料(5人分)

  • 豚バラ肉・・・500~800g
  • ソーセージ・・・200~300g程度
  • キャベツ・・・1/3玉
  • しめじ・・・1パック
  • にんじん・・・彩り程度
  • 刻みにんにく・・・少々(最初の煮込みの時に投入する)
  • 野菜ジュース・・・300㎖~(鍋の大きさに応じて)
  • コンソメ・・・大さじ2
  • 塩・・・ひとつまみ
  • オリーブオイル・・・大さじ1
  • スパゲティ・・・2人前(200~300g)
  • チーズ・・・好きなだけ大量に
  • コショウ・・・〆の仕上げに

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こんな感じになりますよ。
ビジュアルがヤバすぎです。
もうこれで1食ですよね。
美味すぎて、自分が胃を切ったことなんて忘れてしまいます。

まとめ

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いかがだったでしょうか。
最後に紹介したお鍋でも、十分楽しめる内容だったかなと思います。
ネットで調べれば、もっともっといろいろなアイデア鍋や、その地方独特のお鍋とか、たくさん出てきますよ。
ちなみに、最後のお鍋画像は『牛こまのどて焼き風鍋』です。甘いみそ仕立てで焼き豆腐、こんにゃく、油揚げたっぷりのお鍋で、この〆は何と、カレーうどんにして〆たんです。これも美味かったなぁ。

私たち胃を切ったものにとって、メリットばかりのお鍋料理。
ぜひ、これからの季節に取り入れて、食事を楽しみましょう。

 

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