【ブログ開設にあたって】まさか自分が『がん』!? あの時ほしかった情報を発信したい。
※この記事は2020/03/29に投稿した記事のリライト記事です。
はじめまして、あおさん(@aosan)と申します。
生まれてはじめてブログという情報発信をやってみようと思ったきっかけを書きたいと思います。
自分の気持ちを整理する意味で、まぁ、所信表明演説(?)みたいなもんです(笑)
さて、今まではもっぱら必要に迫られてグーグルで検索をして、ヒットした記事を見るぐらいで、その見ていた記事が個人のブログだったことすら意識してなかったのですが、こうやって自分が記事を書くようになるとは思いもしませんでした。
ブログを開くまでの流れ
体調の変化からS状結腸がんの宣告
2019年この年は体調にかかわることが、厄年かと思うほどいろいろ起こりました。
- 奥歯の問題
左奥歯の根っこに虫歯がかなり侵食してしまい、歯を半分に割って抜歯。抜歯は泣けるほど痛い・・・。生れて初めての義歯(ちっちゃい入れ歯)を装着することになった。 - 原因不明な右目の問題
ある日運転中に右目に白い靄がかかる。その後もやは取れたけど、近くのものにピントが合わない。遠くのものは見える。視力は両方とも2.0。地元の眼科、大学病院などで検査をするけど原因不明。都内で専門的に調べるかという話になり、以降放置状態。 - 痔
けっこう笑えない状態で、2019年夏に座ってられない状態に。出血を伴うこともあったので、これが、S状結腸がんの兆候を見過ごす結果になった。痔自体は2週間の痛み止めと軟膏で落ち着いたけど、本気で治すなら2週間入院で切ろうねと言われる((((;゚Д゚)))) - 生れて初めて「肺炎」
新型コロナじゃないです。まったく理由不明で真夏に「肺炎」にかかりました。微熱が下がらず、咳や頭痛が続き、処方薬が全然効かず。医者から念のためCT取ってみようかと検査したら、見事「肺炎」。1週間の自宅安静。
そして秋、どうも最近排泄に血が混じっている・・・。痔は収まっているのに。
会社の産業医さんに相談したところ、念のため内視鏡やろうかとのこと・・・。
11月末に予約を取って内視鏡検査を受けたところ、素人の私が見てもわかるような、それは立派な腫瘍がありまして、がんの宣告を受けました。
診断はS状結腸癌ステージ3。
まさか自分が・・。
泣きっ面に蜂の原発性スキルス胃がん
産業医さんのところでは手術できないとのことで、紹介状を書いていただき、地元の総合病院へ。
運が良かったのか「がん治療」の基幹病院だった。もう二度とやりたくないと思っていた、内視鏡検査を受けた。
さらに担当医から、手術前に念のために胃カメラやっておこう、術後に「胃がんもありましたなんて話もあるからねと」言われる。
何もかもが初めて尽くしですが、胃カメラっていうのは、こんなに辛いものなんだと・・・。
よだれと涙が止まらん。それに15~20分で終わるって言ってたから睡眠導入剤を断ってたのに、全然終わらんじゃないか!!!
しかも、人が集まってきて、みんなで画像見てるし。悪い予感しかしない・・・。
この日はそのまま帰宅したんですが。後日、担当医さんから直接電話が・・・
「浸潤性のスキルス胃がんが見つかりました。」
「見つかったのは運がよかったと思う。見つからなかったら秋ごろには亡くなってと思いますよ。胃を全部切ったほうがいい。」
スキルス胃がんのステージ1!?
若い人でもかかることがあり、通常の健康診断では発見が難しく、最も生存率の低いがんの一つ・・・。
結局12月末に胃全摘、胆のう摘出、S状結腸の一部切除、10時間の手術を行い、正月を挟み2週間の入院を経て退院。
退院1週間後、切除した検体の結果、転移の恐れは少ないとのことで、とりあえず、抗がん剤治療はしないとのことになりました。
退院後180度変わった食生活
術前からの食生活とは180度変わり、一度に人並みの量は食べられない。
術後3日間は禁食。ミキサー食から始まり、徐々に形のある食材へ。
1回の量を抑えて1日5食、10時と15時にはおやつ。
美味しくないし、味薄いし、食べても満腹感もない。おなかが張った感覚が出てきて、もう食べられなくなる。
退院後の食生活は病院の管理栄養士さんから指導を受けて、消化の悪いものは避けて、油物は避けて、油の強いバラ肉はダメ、のりは腸内に貼り付いちゃうからダメ、ゴマは消化が悪いからダメ、辛いものはダメ、野菜は少量で、繊維質の高いゴボウとかサツマイモはダメ、当然のことながら、アルコールもダメ。
制限だらけ・・・。
胃全摘後の食生活はずっと制限続きなのか?
じゃ、何喰ったらいいんだぁ!!!
世の中は食の情報であふれている、TVつければ8割以上が食に関する情報ばかり、「食」は人の世の中の楽しみの大部分を占めている。
本当にもう「食べる」ことを楽しめないのか?
もうラーメン食べられないの?
皮のついてない鶏のささみ肉しか食べちゃいけないの?
悩みに悩んでネットを探し回ると、胃切除後に果敢にチャレンジ、トライをしてブログで情報をアップしている人がいました。
やっぱり彼らもトライ、エラーを繰り返して、いろいろな情報を「ブログ」の記事として書かれており、私はとても勇気づけられました。
1年たつと、ラーメンが食べられる?
インスタント麺はOK?
飲み会にもいける?
一般的な情報はどこも似たり寄ったり。そうじゃなくて、生の声が聴きたい、何が良くて、何がダメだったのか。
治療の進み具合や、その人の体調、年齢や性別によっても身体の状況は大きく変わるので、一概には言えないのもわかる。
実体験と生の声を届けたいからブログを開こう!
しかし、私にとってはこういった個人のブログの情報が本当に頼りになった。
だから、「食べる」こと嫌にならないで、楽しんでチャレンジをしていこう!!
こういった趣旨で、このブログを開設しました。
時には過激なチャレンジもあるかもしれませんが、実体験と生の声を情報として記事にしていくことで、同じような境遇の皆さんの、そしてこれから手術に臨まれる方のお役に立てればなと思います。
いま、私は手術後3か月を迎えたので、この間までの情報などをアップしていきたいと思います。
負けてたまるか!!!